昭和なつかし奇譚クラブ分譲写真 - Japanese Bondage Photos presented by "The KITAN CLUB" in 1951-'75

 昭和のよき時代、奇譚クラブという雑誌がありました。記事に使う目的で撮影した緊縛写真を分譲してくれました。今では滅多にお目にかかれない貴重な品なのですよ。そのオリジナルの緊縛写真のみをアップいたします。 皆様の秘蔵品もよろしければいかがでしょうか・・・。

 偶々手元に置くことになりました約2,000枚に及ぶ、50年代から75年の奇譚クラブの分譲写真を掲載します。なお、P.201 からは奇譚クラブ以外の媒体で販売された写真もご覧いただきます。

August 2018

174)G組 大中判写真 1956年12月

 奇譚クラブ 1956年12月号誌上で、「天星社代理部分譲品目録」が付録となりました。
 白表紙になってから1年半が経ち、官憲の言い分もコロコロ変わり、押収されたネガは返してもらえず、会社の経済状態もあって、この間の発禁・休刊は5号を数えました。ちょうど現代の香港の出版社に対する・・・ウームみたいなものですね。はっきり書くとよその国から叱られそうですので。出版社が潰れてくれた方が都合が良いんですから。
 分譲写真も、誌上では宣伝がしにくく、「代理部分譲品総目録 ご入用の方は八円切手封入の上御申込み下さい。お送りします」と手紙でカタログを取り寄せてから申し込むことになっていたのですが、そのカタログが別冊で付いたのです。
 その冒頭掲載されたのがG組の1から10までで、この組が一般の目に触れた最初だったと思います。花坂道子嬢のG-09は前頁でご紹介しましたが、まだ5枚が新資料に残っております。それら大キャビネ判の写真を引き続きお目にかけます。

174-01) (G-01) 「鉄鎖と柔肌」 高瀬忍
 解説は「全裸の柔肌に喰い込む鎖、柔と剛との醸し出すコントラストの妙味、正面に向って立膝した美貌忍嬢の媚態と赤裸々な純白裸体のエロチシズム。」
174-01 G-01C 高瀬忍b174-01 G-01M 高瀬忍c1
 


174-02) (G-04) 「羞紅の椅子」菅登紀子
 「ドアーの閉じられた密室に置かれた殺風景な椅子一つ、猿ぐつわに声を奪われた可憐な菅嬢は、両乳房もあらわに裸身にむかれた恥しさに、只、「許して、許して」と助けを乞うばかりであった。然し飽くなき暴虐の手は、彼女をこの罪の椅子に縛り上げてしまったのであった。あゝ、彼女の運命やいかに?」と、1枚の写真に長々と解説がついてきます。
 菅嬢の写真は珍しいでしょう。実は前頁前半の資料にも1枚これと同じものが付いていたのです。原版は同じで、引き伸ばし倍率の関係で、わずかにアップに見えるだけですので、敢えて掲載いたしませんでした。
174-02 G-04C 菅登紀子b174-02 G-04M 菅登紀子c1


174-03) (G-05) 「量感の帯」 伊吹真佐子
 「益々豊満さを増した伊吹嬢をストツキング一つの裸身にむいて、その弾力性のある全身を顔面から後手へと純白の練布を以て緊縛しでゆく。今や、身動きも出来ない十五貫余の肉体は、「嫌、嫌」と身もだえする度に包帯の間から、ピチピチと躍動するのであった。」
 15貫余すなわち57kgね。失礼ながら、もうちょっと御有りになるような・・・
174-03 G-05C 伊吹真佐子b174-03 G-05M 伊吹真佐子c1


174-04) (G-07) 「叫喚の森」 伊吹真佐子
人里離れた。森の中、誘拐された女性が一本の松の木にガンジガラメに後手に縛りつけられている。裸にされた乳房、臍、太股、足首には縄目がいたいたしく喰い込んでいる。助けを求めて叫べども、通る人とてなき森の中は、寂として只、こだまが返ってくるだけであった。」
 このパンティー、時々見かけますね。
174-04 G-07C 伊吹真佐子b174-04 G-07M 伊吹真佐子c1
 

174-05) (G-08) 「全裸目隠し」 村田奈美子
 「全裸の女体が、どたりと床の上に投げ出されている。後手に縛り上げた縄は乳房の間で結び目を作り更に鳩尾と臍の上で都合三つの結び目を綾なしている。 黒布で目かくしをされた彼女は豊満な女体を海老のように弾ねくねらせ、目かくしを取ろうとするのだが、後手に縛しめられた両手の自由はきかず、只、艶やかな雰囲気をいやが上にも、盛り上げるのに役立つばかりであった。 今まで、秘蔵してあった村田嬢のサデイスチック・シーン。」
 よくこんなのが村田嬢ってわかりますね、って尋ねられそうです。雲居久子嬢もこういう黒の全面マスクしていた写真がありましたから。実は、これと同時に入手した「美しき縛め」第2集22ページに同時撮影の写真が掲載されていまして、これがバックの座敷机のシミまで同じ。前の持ち主が「村田奈美子」って鉛筆書きしてくれていたんです。
174-05 G-08C 村田那美子b174-05 G-08M 村田那美子c1
 

174-06) (G-09) 「優すがた」花坂道子
 前頁の再掲です。
174-06 G09C 花坂道子b再掲174-06 G09M 花坂道子c1再掲
 

174-07) (付録)手札判 高瀬忍
 同じアルバムに2枚だけ手札サイズの写真が入っておりました。組名不詳ながら高瀬忍嬢ではないかと思います。
174-07 手札01C 高瀬忍b174-07 手札01M 高瀬忍c1
 

174-08) (付録)手札判 高瀬忍?
 同上、こちらはかなり薄く退色しておりました。
174-08 手札02C 高瀬忍b174-08 手札02M 高瀬忍c1


    

173)花坂道子嬢 大中判写真 1956年~58年頃

 お盆を迎え、お約束通り花坂嬢の大キャビネ版のプリントをお目にかけます。
本当はもう少し早くと思っておりましたが、寄る年波で、ディスプレイの前に座ると居眠りするようになり、仕事が捗りません。それとこの間に、10枚の新資料を手に入れまして、総数30枚となってしまいました。現状20枚しか用意できておりませんが、まずそちらからご覧いただきます。
 印画紙は薄手光沢。少しセピア変色しており、所々フェロの気泡痕がありますので、間違いなくオリジナルのプリントです。
 奇クが大中判写真(今の2L判)を分譲したのは、1956年12月のG組から64年10月の(さつり)まで。キャビネ版は53〜65年ですので、両者並行して分譲されていたことになります。戦後10年経って両規格とも使われていたようですが、多分アメリカの規格が(5×7吋≒130×180mm)となっていたためと思われます。朝鮮戦争前後の日本の産業はアメリカ市場や軍の需要により復興を遂げたので、両規格が併存し、物資が少ない時代でしたので、両者振り分けたものと思われます。
 なお、ここ数年、在るはずのない左近麻里子や前田真知子の2L写真などがネットで出回っておりますが、コピー品です。しかし、スキャンした画像をデジタルプリンターで印刷したようには見えません。
 70年代後半にプラスチックコートされた印画紙が出る前のバライタ印画紙のように見えますので、そうとう古いもの、すなわちもっと以前に光学的にコピーされたものと見えます。コピーらしきピントの甘さと階調の雑さがあるのですが、こちらにもフェロタイプ仕上げ時の気泡痕がついているのです。
 フェロタイプって知ってます? フェラじゃないですよ、フェロ。70年代までの印画紙は紙の上に硫酸バリウムって言いますから、まあ胃のレントゲンの時に飲む白い奴の仲間ですね。ああいった白いものを塗った上に、臭化銀や一部塩化銀(ブロマイド・クロロブロマイド)のゼラチン乳剤を塗ってあったんです。バライタ紙って言います。それを光沢仕上げするために、鉄板(フェロ)をクロムメッキした薄板に張り付けて電熱で熱したんです。そうするとピカッと光るきれいな光沢仕上げが出来るんですが、これが難しくてね・・・。
 失敗しても水で濡らして、もう一度くらい出来るのですが、一発で決めないときれいな色調の印画が出来ないんです。特にブルーブラックが売り物の三菱の月光だとか、さくらの吉野などは確実に茶色くなります。富士ブロやオリエンタル・シーガルなどは温黒調で割に鈍感だったですが、それでも何かボテッとした感じになったのを覚えています。印画の傷となるのは気泡とムラです。また、その後スポッティング等をしますとその部分の質感が変化してしまいます。まあ、泣かされました。人にあげる写真などは、私は半光沢や微粒面を使っていました。
 1980年頃でしたっけ、プラスティックでコートされた印画紙が出たときは助かったと思いましたが、頑迷な写真家さんからは、「潤いがない」とか「無機的である」など散々でした。もう銀塩モノクロフィルムすらなくなった時代に、さあ、バライタ紙って売られているんでしょうかね?
 閑話休題。多分この出品者にはコピー品という認識は無かったのかも知れませんね。数年前に私のサイトの画像をデジタル印刷して出品した人に比べると罪は軽いのかな?
 もっとも一番罪が重いのは昔の品を公開している私自身って言うことになりますが・・・。

173-01) (はな1-01)
 (はな1)は1957年11月誌上、大中判10枚組800円で「花坂道子嬢全裸緊縛集」として発売されました。解説は「可憐な容貌と優美な姿態で好評のモデル花坂道子嬢を特に煩して全裸の緊縛を敢行しマニアの皆様の熱烈な要望に応えました。今まで一度も衣服を脱いだことのない花坂嬢の姿態を印画紙焼付の鮮明な写真にてごらん下さい。」
 多分この01〜10だと思います。花坂嬢の大中判写真は全部で25枚。全裸で股縄がかかっていないものを選ぶとちょうど10枚でした。
173-01 はな1-01C 花坂道子b173-01 はな1-01M 花坂道子c1


173-02) (はな1-02)
173-02 はな1-02C 花坂道子b173-02 はな1-02M 花坂道子c1
 

173-03) (はな1-03)
173-03 はな1-03C 花坂道子b173-03 はな1-03M 花坂道子c1
 

173-04) (はな1-04)
173-04 はな1-04C 花坂道子b173-04 はな1-04M 花坂道子c1
 

173-05) (はな1-05)
 173-05 はな1-05C 花坂道子b173-05 はな1-05M 花坂道子c1


173-06) (はな1-06)
173-06 はな1-06C 花坂道子b173-06 はな1-06M 花坂道子c1
 

173-07) (はな1-07)
173-07 はな1-07C 花坂道子b173-07 はな1-07M 花坂道子c1
 

173-08) (はな1-08)
173-08 はな1-08C 花坂道子b173-08 はな1-08M 花坂道子c1
 

173-09) (はな1-09)
173-09 はな1-09C 花坂道子b173-09 はな1-09M 花坂道子c1
 

173-10) (はな1-10)
173-10 はな1-10C 花坂道子b173-10 はな1-10M 花坂道子c1
 

173-11) (はな2-01)
 続いて同時発売の(はな2)10枚組をご覧いただきます。
組名は「花坂道子嬢股間縛り集」解説は「数々の傑作を過去に於て作成した写真部が、ここに美貌のモデル花坂道子嬢の協力を得てマニア垂誕の強烈な縛り写真の撮影に成功し、ここにその一部を発表することになりました。是非コレクションの一端へお加え下さい。」とのことです。
 これも、当時の手持ち20葉の中からパンティーを着けたものを含めて股間縛りをセレクトすると10枚になったものです。
173-11 はな2-01C 花坂道子b173-11 はな2-01M 花坂道子c1


173-12) (はな2-02)
173-12 はな2-02C 花坂道子b173-12 はな2-02M 花坂道子d1
 

173-13) (はな2-03)
173-13 はな2-03C 花坂道子b173-13 はな2-03M 花坂道子c1
 

173-14) (はな2-04)
173-14 はな2-04C 花坂道子b173-14 はな2-04M 花坂道子c1
 

173-15) (はな2-05)
173-15 はな2-05C 花坂道子b173-15 はな2-05M 花坂道子c1
 

173-16) (はな2-06)
173-16 はな2-06C 花坂道子b173-16 はな2-06M 花坂道子c1
 

173-17) (はな2-07)
173-17 はな2-07C 花坂道子b173-17 はな2-07M 花坂道子c1
 

173-18) (はな2-08)
173-18 はな2-08C 花坂道子b173-18 はな2-08M 花坂道子c1
 

173-19) (はな2-09)
173-19 はな2-09C 花坂道子b173-19 はな2-09M 花坂道子c1
 

173-20) (はな2-10)
173-20 はな2-10C 花坂道子b173-20 はな2-10M 花坂道子c1
 

173-21) (G-09)
 ここからが今回入手した分で、花坂道子嬢だけで10枚あります。写真は"Design"と書かれた、B5サイズの青色の厚紙表紙のノートにきちんと収められていました。各ページの四隅に切り込みを入れて挟み込んであったのです。しかし欠落ページも多く、花坂嬢の部分だけで16頁が切り取られています。したがって元々26枚あった可能性もあるのです。
 各写真はセピア変色しているものの保管状態は良好です。上記20枚より昔のプリントらしく、銀塩がマイグレーションを起こし、暗部が潰れているものもあります。
 早速お目にかけます。まず1956年12月号付録でアナウンスされた、G組の09番。「優すがた」。解説は「自慢のロング・ヘアーをあらわな胸に垂らして、縛られた縄目にうつむき加減の羞らいを見せる道子嬢、太股から脛、指先と大胆に前に投げ出して、今までにないエロチックなポーズでサド・フォトマニアの方々に開陳する優すがた花坂道子嬢。」
 なお、G組は01〜10まで大キャビネ各1枚ずつ10枚。このデザインブックには6枚が入っています。
173-21 G09C 花坂道子b173-21 G09M 花坂道子c1


173-22) (はな4-01)
 1953年3月号に(はな3)と(はな4)がそれぞれ2枚組で発売されました。これは(はな4)のうちの1枚で、19や20と同時撮影分ではないかと思います。
 組名「股間縛り」解説「首縄に胸から二の腕縛り、胸縛り股間縛りとロープがからむ。」とシンプルです。
173-22 はな4-01C 花坂道子b173-22 はな4-01M 花坂道子c1


173-23) (はな3-01)
 組名「ヌード縛り」 解説「芳しくも麗しき惚々するヌード」
173-23 はな3-01C 花坂道子b173-23 はな3-01M 花坂道子c1
 

173-24) (はな3-02)
173-24 はな3-02C 花坂道子b173-24 はな3-02M 花坂道子c1
 

173-25) (はな1-02)
 ここから6枚は、(はな1)と(はな2)。20までに掲載したものとダブっております。ただプリント時期が古く、コントラスト等良いのですが、経年変化もそれなりに起こしております。
173-25 はな1-02C 花坂道子b173-25 はな1-02M 花坂道子c1
 

173-26) (はな1-01)
173-26 はな1-01C 花坂道子b173-26 はな1-01M 花坂道子c1
 

173-27) (はな1-08)
173-27 はな1-08C 花坂道子b173-27 はな1-08M 花坂道子c1
 

173-28) (はな1-09)
 173-28 はな1-09C 花坂道子b173-28 はな1-09M 花坂道子c1
 

173-29) (はな2-05)
173-29 はな2-05C 花坂道子b173-29 はな2-05M 花坂道子c1
 

173-30) (はな2-06)
173-30 はな2-06C 花坂道子b173-30 はな2-06M 花坂道子c1
 以上で花坂道子嬢の大キャビネサイズの写真を終えます。 



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